「脚や二の腕のセルライトのせいでお洒落を楽しめない」「服を脱いだときに、自分のセルライトを見てがっかりする」そんな悩みを持っている女性は多いのではないでしょうか。
セルライトは、皮下脂肪に溜まった老廃物が原因です。
そのため、身体の構造上、皮下脂肪が多い女性は、セルライトに悩まされる方が多いといわれています。
今回は、セルライトができるメカニズムや原因、対策方法をご紹介します。
セルライトがなかなか取れなくて諦めていたという方も、ぜひご覧ください!
セルライトとは

セルライトとは、20代〜30代にかけて、太もも、お腹、お尻などの肌表面に現れる凹凸のことです。
みかんの皮の凸凹に似ているので、別名「オレンジピールスキン」ともいわれています。 セルライトは、一度できてしまうとなかなか取れません。
体重が減ってもセルライトだけが残ってしまったというケースも多くあり、「せっかくダイエットに成功したのに、太もものセルライトが取れなくて悩んでいる」という女性もいるほどです。
セルライトができるメカニズム
ここからは、セルライトができるメカニズムについて具体的に説明していきます。
セルライトは、皮下脂肪に蓄積した老廃物が肥大化し、それらが付着し合うことで発生します。
トラブルがない状態の正常な脂肪細胞は、細胞が綺麗に整列された状態で、毛細血管から酸素や栄養素を取り入れてくれます。
そして、老廃物や余分な水分も問題なく排出してくれています。
しかし、何らかの原因により脂肪細胞が肥大化してしまうと、周りにある血管やリンパを圧迫してしまいます。
すると、血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物や余分な水分がスムーズに排出されなくなるのです。
排出されずに溜まっていく老廃物は、日々生成されているコラーゲンと絡まって固まります。
そして、固まった老廃物同士が付着し合い、肥大化していきます。
これがセルライトとなり、肌表面に凹凸ができてしまうのです。
また、脂肪細胞周辺で蓄積するセルライトは、さらに血管やリンパを圧迫し、老廃物を蓄積させます。
このように、悪循環を生み出すので非常に厄介なのです。
セルライトができる6つの原因
セルライトができる原因は、人によって様々です。
生活習慣、遺伝、体質といったように、身体の内側と外側のどちらにも原因が考えられます。
ここでは、セルライトができる次の6つの原因をご紹介します。
- 運動不足
- 冷え性
- ストレス
- 睡眠不足
- 偏った食生活
- 加齢、たるみ
原因①:運動不足

運動不足により筋肉量が低下すると、肥満になりやすくなります。
女性の場合は、もともと皮下脂肪がつきやすい体質なので注意が必要です。
肥満によって皮下脂肪が増加することで、血管やリンパが圧迫されるため、セルライトの原因となります。
原因②:冷え性

冷え性は、血液の流れを悪くします。
すると、代謝が落ちることによる肥満や、血管やリンパで排出されずに溜まる老廃物の蓄積が引き起こされます。
冷え性は、日々の習慣が影響していますので、食べ物や姿勢に気を付ける必要があります。
原因③:ストレスや疲労

仕事の疲れや日々のストレスもセルライトの原因になります。
ストレスや疲労は、血管を収縮させてしまいます。
そのため、血液の流れが悪くなり、セルライトができる原因になってしまうのです。
原因④:睡眠不足

セルライトには、睡眠も大きく影響していると言われています。
睡眠中は、痩せホルモンとも呼ばれる、脂肪や糖質の分解を助けてくれる成分が分泌されます。
睡眠不足になると、痩せホルモンの分泌量が低下し、太りやすくなります。
そのため、睡眠不足はセルライトの原因にもなると言われているのです。
原因⑤:偏った食生活

体脂肪が増えると、セルライトが作られやすくなります。
お米、パン、麺類、お菓子などの炭水化物が多い食生活には注意が必要です。
カロリーが低くても、炭水化物が多い食事は体脂肪が増えてしまうので気をつけましょう。
原因⑥:加齢、たるみ

皮膚と筋肉の間には、皮下脂肪があります。
加齢よって筋力が衰えてしまうと、皮下脂肪の重みを筋肉が支えきれなくなります。
支えきれなくなった皮下脂肪はたるみとなり、血管やリンパを圧迫し、セルライトができる原因となるのです。
セルライトができやすい場所

セルライトは、脂肪がつく場所であればどこにでもできるものですが、特に皮下脂肪が多い場所にできやすいといわれています。
女性の場合は、妊娠や出産により、下半身に脂肪がつきやすくなっています。
そのため、太もも、お尻はセルライトができやすい場所になります。
また、筋肉量が少ない二の腕も、セルライトができやすい場所といわれています。
セルライト対策の方法
セルライト対策は、代謝と血行を良くすることがポイントになります。
今回は、セルライトの解消と予防の効果が期待できる次の2つの方法をご紹介します。
- ストレッチ
- マッサージ
対策①:ストレッチ

ストレッチは、運動よりもハードルが高くないので、始めやすい方も多いと思います。
運動が苦手な方でも簡単にできるストレッチの方法をご紹介します。
ストレッチは血行促進効果が期待できますが、さらに効果を高めたい場合は、お風呂上がりの身体が温まっているタイミングで行うのがおすすめです。
ストレッチ方法
- 仰向けに寝転がります。
- 左足は伸ばしたまま、右足だけ体操座りのように曲げます。
- 曲げた右足の膝を両手で抱きかかえ、太ももを体に近づけてください。
- お尻から太ももの裏が伸びていることを意識し、20秒キープします。
- ゆっくりと右足を戻し、左足も同じようにストレッチします。
- 両足を伸ばして仰向けになります。
- 両足のつま先を天井に向けてピンと立て、そのまま5秒キープします。
- お辞儀するようにそのまま両足のつま先を倒し、倒したままの状態で5秒キープします。
- 7〜8を5回繰り返します。
- 両足のつま先を天井に向けて立てます。
- 外側に向かって足首を5回まわします。
- 内側に向かって足首を5回まわします。
対策②:マッサージ

リンパを流すマッサージを行うことで、老廃物がリンパ液と一緒に流れ、代謝が良くなる効果を期待できます。
身体の部位別にご紹介するので、リンパを流すことを意識しながら気になるところをマッサージしてください。
摩擦による刺激で肌の負担になる場合もあります。
セルライト除去用のクリームやオイルを使ってマッサージするのがおすすめです。
ふくらはぎ
足首を両手で掴みます。指先に力を入れ、膝の方向へ引き上げていきます。
太もも
手をグーにして、5本の指の第一関節を膝の上に置きます。そのまま太ももに向かって引き上げていきます。
お尻
両手の手の平を太ももの付け根にのせます。そのまま腰まで引き上げていきます。
二の腕
肘を肩の高さまで上げ、脇が90度になるようにします。片方の手で、二の腕のお肉を下に引っ張りながらマッサージします。
まとめ
セルライトができる原因や対策方法をご紹介しました。
徐々にできるセルライトは、気付いた時にケアを始めてもすぐに除去できるものではありません。
また、放っておくとセルライトは蓄積されたままになってしまうので要注意です。
ぜひ今日からセルライト対策を始めましょう!
コメント